板橋区議会議員 坂本あずまお あずまお日記

区政の見える化、情報の見える化を目指して 〜 例:予算要望会(いわゆる陳情)からの政策立案はどうしてるの?

2016 年 8 月 13 日 土曜日

ずっとテーマとして追い続けている「見える化」。

政治って、議員って、なんとなくいるけれどよく分からない。よく見えない。

それだけでなくって、世の中の大事なことって何となく気づいてはいるけれど、一番大切な潮目や変化が「見えず」に、見逃してしまう。

議会でも政治でも選挙でも、もっと言えば出会いでも別れでも、肌で感じられていた潮目を見逃してしまったら後悔のかたまりになってしまう。

 

だから、政治の”見える化”とは、「日常の業務を発信していくこと」「一目でわかるビジュアル品を用意すること」「スマホやタブレットに情報を届けること。」このあたりが今の時代のキーなのかなと思う。

以下は、少し長いけれど、区議の現場ってどうなっているのかの実録を。

 

 

先日、自民党の板橋区議団で区内各種団体からの予算要望調査会が二日間にわたって開催された。

毎年行われているものだけれど、今年は私自身が政調会長という役回りもあり、一応の取り仕切り役。けれど選挙明け直後に開催予定にしていたということもあり、区議団の仲間におんぶに抱っこのしつらえ(本当に、自民党区議団の仲間の皆様、ごめんなさい)の中、 数十の様々な団体さんが、それぞれ抱えられている困り事や悩み相談、陳情や要望をぶつけに来てくださった。

 

ここで、単なる陳情受付屋の権力ブラックボックス(なにか、聞いたことありますね)でなく、どうやって政策として繋げていっているのかを一つ例示してみたい。

まず私が担当した薬剤師連盟さんからは、大規模災害発災時の協力体制を構築しておきたい。そのための連絡ツールを平時から整えておけないものか。という意見が寄せられた。区としては災害時の支援協力団体の登録は進めているけれど具体性に乏しいのが現実、確かに承った。

続いて歯科医師連盟さんからは、区民の歯科定期検診をもっと増やして未病:口腔内の除菌がすすむと内臓疾患が減少するというエビデンスをもっと広めて、区民の健康増進に寄与したい、そのために、検診の助成金とアナウンスに協力してほしいとのこと。ここで私がいつもいうのは、「歯医者に行くことそもそも怖いし、痛くないのに行かないよ。それにどこの歯医者でどんな定期検診をしてくれるのか、どこにいい歯医者があるのか、ネットの口コミだけしか探すあてがないから、困ってるのよ、区民は」と。だから逆にこちらからは歯科医師会さんが持っているデータを提供してくれれば、摂食・嚥下医療資源マップを活用して、あずまっぷ、作りますよ。と。

そして、肢体不自由児父母の会さんからは、発災時において、重度身体障害者のお子さんや大人は身の安全を守ることも避難場所に行くことも難しく、電源の確保も考えなければならない。民生委員さんが担当して安全かどうかの確認をしてくれるのだけれど、実際には民生委員さん一人で何十人も担当をしている上では、なにか解決方法はないものか、との相談を受けた。

もともと私としては、東京都マターの民生委員さんではあるけれど、民生とケアマネ、介護士、また訪問看護や介護の従事者はみな必ずタブレットを持って患者:顧客データを管理していかなければいけない。それは情報の蓄積にしても正確性としても時間と負担の軽減としても、もはや導入していないことの方が考えられない。そのためのハードとソフトの整備を早急に!と訴えつづけていた。

 

そこで、これらの話すべてを総合させて、どこが管理者権限を持つかは別にして、区がすでに用いている災害時緊急安否確認メールシステムを転用しつつ、その安否情報をタブレットの地図上で目視でき、要援護者側から返答のないポイントへ医療側がトリアージで確認と救出へ向かう、これくらいなら区の行政レベルでそこまで費用かけずに数年以内に構築可能なのでは?と立案のプロセスを一考。

で、各団体へ逆にどこまで協力していただけるかその場でこちらから伺い、ソフト・ハードの整備費用と人材確保含めて固まり次第ご連絡する、という事ですすめている。

この一例は、健康福祉委員会の分野に関するやりとりの一部ではあるけれど、陳情を受けても聞きっぱなし、ということはまずない。

 

 

 

とみに最近『利権の権化:自民党への陳情』みたいな、根拠のない悪代官の口利きテイストがマスコミを賑わしているので、ありもしないことを疑われる前に、これからは自民党として、板橋区議会自由民主党議員団政調会として、活動の見える化と、政策立案のプロセスをよりビジュアル化していくことに努める所存です。