板橋区議会議員 坂本あずまお あずまお日記

2014 年 12 月 のアーカイブ

板橋区オープンデータポータル『あずまっぷ』開始します。

2014 年 12 月 31 日 水曜日

ここ一年近くに渡り取り組んで来た、行政データや行政情報の公開手法の一つ、オープンデータ。

ちょうど一年前の平成25年12月28日に、東京23区初の取り組みとして13項目(教育施設の位置、介護施設の位置、公共施設の位置など)の地理情報の公開からスタートしたものの、その後思うように進展出来ず、今日に至っています。

また、数字と文字の羅列(csvファイルと言います)では公開されたものの、ではこれが地図や絵で分かりやすく使い勝手のよい状態になっているかというと、まったく『公開だけしました』という状態が続いて来ました。

今回、私が『いたばしオープンデータポータル あずまっぷ』として立ち上げたサイトは、今後板橋区が積極的に公開していく(はず)の各種データや情報を分かりやすく地図で『見える化』し、オープンデータ化が意味あるものにするための取り組みです。

あずまっぷトップロゴ

 

 

 

 

あずまっぷ(リンク)別ウィンドウへ

 

地図化されることで、つまり数字と文字の羅列がビジュアル化されることで、新しく見えてくるものがあります。

地図を通して見つけた発見が、新たな価値を見いだす。この『新しい価値の創造』を促す力が、この取り組みにはあると考えています。

まだまだ立ち上げたばかりで、見た目も悪ければデータの正確性や継続性に問題がある箇所があるかもしれません。HTMLの専門家からすれば「おいおい」という雑さも目に付くでしょう。また地図(GIS)の専門家や学者、企業の皆様にとって即座に利する情報提供にはまだ至っていないと思います。

しかし、この平成27年という新しい年を迎えるにあたり、技術的・知識的な未熟さに恥を忍んでも、行政と区民との橋渡し役として『見える化』に取り組むことが議員の仕事とも考えています。

現在「総論賛成,各論反対」の状況下で、板橋区役所内の後ろ向きな職員や管理職・部署に対し調整をして下さっている担当職員には敬意を払いつつも、しかしもうこれ以上待つわけにはいかない!そんな思いで立ち上げました。

 

 

 

オープンデータとは…

行政には“個人情報保護規定には当たらない情報”が基礎データだけでも数百あり、それを基に各所管が調査・編集したものを合わせると膨大な数となります。

これらの情報は、企業や研究者にとってはとても有益なもので、地域の産業活性化や調査研究に大変に資することとなるとされています。

例えば、板橋区にはどこの区・市から引越しで入って来て、出て行くのか。どの年齢・どの性別・どの所得層がどの地域にどのようなライフスタイルで暮らしているのか。これは住宅政策やマンション開発業者だけでなく、例えば地域コミュニティの展開に役立ったり、医療介護の効率的な展開や、保育園の将来需要予測などにも役に立ちます。

これまで、これら情報とデータを用いた政策や区政運営というのは、例えば

(テーマ:保育園の将来需要予測 →担当所管でそれまでに調査していたデータ →見つかったもので検証(外注))

という流れでした。これ

だと、担当所管がもともと持っていた資料しか使えず、また検証した内容も継承・利用がほとんどされないという無駄が存在していました。

ならば、現在のようにICTの技術がすすんできた今、まずは

1)行政が持っている基礎データ(実はこれらの約8割は住所や地番=地理情報に紐づけられると言われています)をきっちりと整理すること。

2)それらを行政・企業・区内外問わず、利用されやすい共通のフォーマットで個人情報以外を積極的に公開していくこと。

3)公開されたデータや情報を庁内で積極的に共有し活用すること。

この3項目を実施すべきということが、総務省を中心とした日本政府だけでなく、G8などの国際的な場でも議論されだしました。ここわずか数年の話です。

これは、ビッグデータとも相まって数兆円規模の市場となり、少子高齢化の進む日本中の基礎的自治体運営の無駄を省き効率的にもっとも有効な政策判断ができる機会をもたらすと考えられています。これが、オープデータです。

 

 

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バケツをひっくり返した蚤の市のような状態で、貴重な行政データや情報が詰め込まれている、板橋区役所。(むしろ板橋区は他の行政に比べたらいい方かも知れませんが。※統合型GISいれてくれたし。)せめて蚤の市から、図書館やデパートの陳列のようにならなければなりません。

 

ぜひ、ご覧になった皆様からのご意見や、「ああした方がいい、ここを直した方がいい。これが見たい!聞きたい!知りたい!」といったお声をお気軽に寄せて頂ければ幸いです。あずまっぷに活かして参ります。今後さらに作り込んでいく予定であります。(というか、本来はもっときっちりと体裁を整えて作り込んでからの公開をするはずでした、順次がんばります。)

 

 

※今回の作成だけでなく、ひろくGIS全般にわたってesri Japan様には常日頃より御協力いただいており、篤く感謝申し上げます。

※加えて、最愛の恩師、黒川和美教授にもようやくスタート地点に立てましたと、この場でご報告申し上げます。先生ありがとー。