成増団地の空地利用、第二成増幹線の整備、など

〜都営成増第2アパート空地活用計画〜
〜第二成増幹線整備計画〜
新たに発表された2つの計画をまとめます。

板橋区だけでなく東京都の端、埼玉県和光市との県境にある都営成増第二アパート。
通称「成増団地」にある、合計約1.9haの空地について、これまでの地元からの要望を書いてきました。

この空地について、東京都教育庁から第1報の連絡が入ったのがちょうど昨年の10月。
続いて、つい先日にこの空地にからんだ災害対応の整備が発表されました。
まとめて、ご報告いたします。

1、成増団地の跡地活用について

かねてより、成増団地と近隣にお暮らしの方を中心に、この空地について『地域要望をしっかりと聞いた』活用計画を約10年近く土地所有者である東京都に求めてきました。

上記のリンクにも書いた通り、高齢化と限界集落化の進む成増5丁目について人の賑わいを求めて、団地住民の健康に利する形での開発行為ができないか、模索をしてきました。

そこで提示されたのが、
『都立大泉特別支援学校仮設校舎の整備』
です。

・周辺住民からの要望を一切聞くことなく、説明もなく、10年放置した後に決定した内容の説明通知が届く
・たとえ東京都といえど、板橋区にある都立施設でなくお隣の練馬区にある都立施設をなぜ練馬区内で処理できないのか
・これまで交渉を担当していた筈の部署でなく、たまたまニーズがあって要望出したら要求が通った東京都教育庁に説明をさせる

という、好まざる「東京都あるある」が、悔しく残念ながらわが地域の都有地マターでも生じてしまいました。

整備スケジュールとして、令和6年度に建設、令和7、8、9年度に仮設校舎運営、そして令和10年に解体し、再び更地となるとの説明です。

 

地元地域が、今後取るべきこと

話が通らなかった、通してこなかった、とはいえ土地所有者の東京都が東京都民のためにひろく行う公益的事業です。
・ここは、特別支援学校に通われている皆さんに、心地よく仮設校舎で学んでいただきたい。
・地域としても「ただそこにある校舎」というだけでなく、地元と何かしらの交流や相互活動をわずか3年ではありますが協力をして行っていきたい。

それが『令和10年度以降の土地活用』に、地元住民の声が届くことに繋がると考えます。
これは東京都のご担当の方が説明でお見えになった際にも口頭でその内容で説明を受けました。
(記録に残っていません、とかは無しでお願いしますね)

第二成増幹線の整備について

加えて、今月に入りもうひとつ、今度は良い話で東京都下水道局からの報告がありました。

成増3−20あたり、成増5丁目白子川沿いを定期的に襲っていた、集中豪雨による浸水被害対策です。

これは、現在地下に埋設されている既存の下水道幹線(成増幹線)に加えて、新たな第二成増観戦を以下の通り整備するという内容です。

こちらも長い間、要望を重ねてきてようやく実現となる計画です。

上記の成増団地の西はじにある『成増北第二公園』に穴をあけて、シールド工法にて令和9年度までトンネル工事が行われます。
はい、そうなのです。ちょうど仮設校舎の利用が終了するタイミングで公園の立坑工事が終了します。

立坑という大きなシールドの出し入れの穴の他に取水入坑という工事があるそうですが、こちらはそれほど大きくないとのこと。

 

成増団地空地の一体活用は、目前の利用については地域の要望に応えることはできませんでした。

が、少し先の話、5年後に向けて再出発となります。

団地の跡地利活用、浸水被害対策、「2年後5年後10年後」の枠で見れば中期計画となってきます。

しっかりと継続して参ります。